夏バテで食欲がないと、「何か食べなきゃ」と思っていても、なかなか食事が進まないことがありますよね。
しかし、食事を抜いたり、アイスや麺だけで済ませたりすると、必要な栄養素が不足し、だるさや疲れが長引いてしまうこともあります。
そんなときは、無理をしてたくさん食べる必要はありません。食べやすく、必要な栄養が摂れる食品を選ぶことが大切です。
この記事では、管理栄養士の視点から、夏バテで食欲がないときにおすすめの食べ物5選と、避けたい食べ方、早く回復するためのポイントをご紹介します。
夏バテで食欲がなくなる原因
夏になると食欲が落ちやすくなるのは、暑さだけが原因ではありません。
主な原因として、次のようなことが考えられます。
- 暑さによる自律神経の乱れ
- 冷房の効いた室内と屋外との温度差
- 冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎ
- 睡眠不足や疲労の蓄積
これらが重なることで胃腸の働きが低下し、「食べたいのに食べられない」という状態になりやすくなります。
夏バテで食欲がないときに食べたいもの5選
ここからは、夏バテで食欲がないときでも比較的食べやすく、栄養補給にも役立つ食品をご紹介します。
1. 豚肉
豚肉には、糖質をエネルギーに変える働きを助けるビタミンB1が豊富に含まれています。
ビタミンB1が不足すると、糖質をうまくエネルギーに変えられず、疲れやすさなどの原因になることがあります。
夏は冷たい麺類など炭水化物中心の食事になりやすいため、ビタミンB1を意識して摂ることが大切です。
ナッツさっぱり食べたいときは冷しゃぶにしてポン酢で、キムチなど香辛料を使った料理は風味が加わり食べやすく感じる方もいます!
2. 卵
卵は良質なたんぱく質を手軽に摂れる食品です。
たんぱく質は筋肉や臓器だけでなく、体を維持するためにも欠かせない栄養素。
卵はさまざまな料理に取り入れやすいので冷蔵庫に常備しておくと便利です。



スープや炒め物など、どの料理に入れても合うのが嬉しい!
3. 豆腐
豆腐はやわらかく、食欲がない日でも食べやすい食品です。
さらに、植物性たんぱく質も補給できます。



冷やっこに納豆やめかぶ、ツナ、しらす、梅干しなどを組み合わせると栄養バランスアップ!
4. バナナ
バナナは手軽にエネルギーや汗で失われやすいカリウムを補給できるため、暑い時期にもおすすめです。
調理する必要がなく、食欲がない朝や間食にも取り入れやすいのが魅力です。
5. ヨーグルト
ヨーグルトは、のど越しがよく食べやすいうえ、たんぱく質やカルシウムも摂ることができます。
甘いヨーグルトは糖分が多い商品もあるため、できれば無糖タイプを選びましょう。



甘みが欲しいときは、バナナやキウイなどの果物を加えるのもおすすめです!
夏バテのときに避けたい食べ方
食欲がないからといって、次のような食べ方が続くと栄養バランスが偏りやすくなります。
- 麺類やアイス、ジュースだけで済ませる
- 食事を抜く
これらではエネルギーやたんぱく質、ビタミンなどが不足しやすく、回復が遅れる原因になることがあります。
食べられる量が少なくても、栄養バランスを意識して選ぶことが大切です。



麺類を食べるときは、卵や豚肉、ツナなどを組み合わせると、たんぱく質も一緒に補給できます。
夏バテを早く回復させるポイント
夏バテ早く回復させるためには、食事だけでなく普段の生活習慣も大切です。次のポイントを意識して過ごしてみましょう。
- 一度にたくさん食べようとしない
- 少量ずつ回数を分けて食べる
- 水分だけでなく、必要に応じて電解質も補給する
- 十分な睡眠をとる
無理をして食べるよりも、食べやすいものを少しずつ取り入れる方が、体への負担を減らしながら栄養補給ができます。
まとめ
食欲がないときは無理にたくさん食べようとせず、「食べられるものを少しずつ」が基本です。
食べやすい食品を選びながら、たんぱく質やビタミンB1などの栄養素を意識して摂ることが大切です。
今回ご紹介した食べ物を参考に、少しずつ食事を取り入れ、暑い夏を元気に乗り切りましょう。
参考文献
- 厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2025年版)』
- 文部科学省『日本食品標準成分表(八訂)増補2023年』
- 厚生労働省 e-ヘルスネット
- 農林水産省「aff(あふ)」夏バテ・熱中症に関する情報









